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阿波根昌鴻 写真記録 人間の住んでいる島 沖縄・伊江島土地闘争の記録

阿波根昌鴻 写真記録 人間の住んでいる島 沖縄・伊江島土地闘争の記録

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沖縄・伊江島で米軍に対する非暴力の土地闘争を続けた阿波根昌鴻(1901–2002)。
その闘いのさなかで二眼レフカメラを手に、日々の出来事を記録した写真集が『人間の住んでいる島 / The Island Where People Live』である。

1955年3月11日未明、米軍による基地拡大のため住民が生活の場と農地を強制的に奪われ、「銃剣とブルドーザー」と呼ばれる暴力的な接収が行われた。阿波根らは破壊された家屋、テント生活、米兵による暴力、軍事演習による被害、さらには「乞食行進」と呼ばれた行脚活動の様子をカメラで可視化し、本来見えなかった離島の現実を外へと伝えていった。

本書には、伊江島土地闘争の核心が写し込まれている。荒々しい報道写真ではなく、生活の湿度や時間の重さを孕んだ記録が続く点に特徴がある。のちに「沖縄のガンジー」と呼ばれる阿波根が、自らの目で残した唯一の写真集として歴史的価値も高い。


[タイトル] 写真記録 人間の住んでいる島 沖縄・伊江島土地闘争の記録
[出版元] 私家版
[出版年月日] 1982年12月25日(初版)
[ページ数] 168頁
[大きさ] 約25.8×25×2.1cm、0.93kg
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] シャシンキロク ニンゲンノスンデイルシマ オキナワ・トチトウソウノキロク
[著者・編者等] 阿波根昌鴻/著
[印刷] 491
[ISBN] なし
[状態] 中古 【6】並上〜並(函少傷み・僅かにシミ、本体全体的に薄ヤケ)
[付属品] 函、朝日新聞 阿波根氏紹介切抜き1枚(1984年6月13日付)
[掲載本] 
[関連展覧会] 東京工芸大学芸術学部 写大ギャラリー 阿波根昌鴻写真展「人間の住んでいる島」2024年11月5日– 2025年1月31日


阿波根 昌鴻(あはごん しょうこう)1901–2002


1901年、沖縄県上本部村(現・本部町)生まれ。
若くしてキューバやペルーへ農業移民として渡り、1934年に帰国。
雑貨店を営みながら農民学校の設立を志すが、戦争と戦後の米軍による土地接収によって計画は頓挫する。

1955年、伊江島で住民とともに非暴力による土地闘争を開始し、のちに県全体へ広がる「島ぐるみ土地闘争」への礎を築く。1984年には「反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家」「やすらぎの家」を含む「わびあいの里」を創設し、平和活動の拠点とした。

著書には『米軍と農民』(岩波新書、1973年)、自身が撮影した記録をまとめた写真集『人間の住んでいる島』(1983年、私家版)、『命こそ宝 沖縄反戦の心』(岩波新書、1992年)などがある。1994年に沖縄県功労賞を受賞。2024年、「写真と抵抗、そして島の人々」展(原爆の図・丸木美術館)でさがみはら写真賞を受賞。
2002年3月21日、肺炎のため沖縄県豊見城村(現・豊見城市)にて死去。享年101歳。

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阿波根 昌鴻・

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