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荒木経惟 私写真

荒木経惟 私写真

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「私が写した写真は、すべて私写真です。私が写ってなかったら、写真じゃないのです」(帯文より)

「私写真」、そこには写真家自身の生と愛の記録が赤裸々に刻み付けられている。

従来の「公」を記録する写真から「私」を記録する視点へと移行した「私写真」の集大成。1971年、自費出版で刊行した妻・陽子との新婚旅行を綴った『センチメンタルな旅』から始まり、日常や心情を独自の視点で切り取り、時に「架空」や「偽」の世界も描き出す。

本書に収められた写真は、荒木が1982年以降日常カメラとして愛用した中判カメラ、プラウベル・マキナ67で撮影されている。

90年代にまとめられた本書は、荒木の私的世界を理解するうえで貴重な資料となり、巻末には荒木のモデル経験を持つ作家・山田詠美によるテキスト「私的関係」を収録。


[タイトル] 私写真
[出版元] 朝日新聞社
[出版年月日] 1994年2月20日(1刷)
[ページ数] 頁付きなし
[大きさ] 約22.5×22.8×1.4cm、0.56kg
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] シシャシン
[著者・編者等] 荒木経惟/著、鈴木成一/ブックデザイン
[印刷] 日本写真印刷/印刷
[ISBN] 4-02-258558-7
[状態] 中古 【5】並(帯少折れ、天僅かにシミ)
[付属品] 帯
[掲載本] 
[関連展覧会] 


荒木経惟(あらき・のぶよし)

1940年5月25日、東京都台東区三ノ輪に生まれる。
1959年、千葉大学工学部写真印刷工学科に進学し、1963年に卒業。卒業後、電通に入社し宣伝用カメラマンとして活動。1964年には「さっちん」で第1回太陽賞を受賞し、写真家としての存在感を示す。

1971年、同僚の青木陽子との新婚旅行を記録した私家版写真集『センチメンタルな旅』を発表し、“私写真”のスタイルを確立。1972年に電通を退社してフリーランスとなり、ヌード、都市風景、花、愛猫チロ、妻・陽子との日常、街角スナップなど、多彩な被写体を撮影。日常の断片や私的情感を前面に押し出す作風は、写真界に新たな潮流を生み出した。

1980年代以降は中判カメラのペンタックス67やプラウベル・マキナ67、ライカなどを用いた密度の濃い日常写真を展開。被写体への親密な視線と湿度のある描写で、私的空間と公共空間の境界を曖昧にする表現を追求。約500冊を超える写真集を刊行し、国内外で高く評価される。

主な写真集には『センチメンタルな旅』(1971)、『東京日和』(1977)、『写狂老人A』(1990)、『写真私情主義』(2000)、『荒木経惟写真全集』(2008)などがある。

受賞歴には太陽賞、オーストリア科学・芸術勲章、第6回安吾賞、第54回毎日芸術賞特別賞などがある。現在も撮影を精力的に続け、日本を代表する現代写真家として世界的に知られる存在。

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荒木経惟、

 

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