奈良原一高 ジャパネスク JAPANESQUE
奈良原一高 ジャパネスク JAPANESQUE
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日本の美意識と精神性を深く掘り下げた名作。
雑誌『カメラ毎日』に連載された《日本圖譜》をまとめたもので、その後の日本の写真表現に多大な影響を与えた。
富士山や刀、能、禅、相撲といった日本固有のモチーフは、奈良原ならではの鋭い視点と卓越した写真技術によって表現されている。単なる記録写真としてではなく、その奥底に息づく日本の精神性や文化の深層が鮮やかに描き出されている。
グラフィックデザイナー田中一光による造本、そして山岸章二による編集は、写真集全体の完成度を一層高めている。
奈良原一高自身の記した「近くて遥かな国への旅」というテキストや、山崎正和による「若い日本人の心」を収録。写真と併せて読むことで、日本の文化や人々の心についてより深く思いを巡らせることができる。
[タイトル]ジャパネスク JAPANESQUE カメラ毎日連載〈日本図譜〉總輯編
[出版元] 毎日新聞社
[出版年月日] 1970年2月
[ページ数] 104頁
[大きさ] 約37.0×26.0×1.5cm
[フォーマット] ハードカバー
[タイトルよみ] ジャパネスク カメラマイニチレンサイ ニホンズフ ソウシュウヘン
[著者・編者等]
[印刷] 凸版印刷
[ISBN]
[状態] 中古 並:Used Good
[付属品] 函
[掲載本] The Japanese Photobook 1912–1990
[関連展覧会]
奈良原一高(ならはら・いっこう)1931-2020
1931年11月3日、福岡県大牟田市生まれ。
1954年、中央大学法学部卒業後、1956年に端島・軍艦島をテーマとして写真を「人間の土地」で発表。
1959年早稲田大学大学院美術史専攻修士課程修了。第2回ヴィネツィア国際写真ビエンナーレで銅賞を受賞し、
東松照明・細江英公・川田喜久治・佐藤明・丹野章と「VIVO」を結成。
1962年渡欧。
1986年日本写真協会年度賞受賞し、翌年1987年東川賞国内作家賞受賞。
1996年紫綬褒章を受章。
2020年1月19日、東京にて死去。
