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アサヒカメラ 1976年10月増刊  北井一夫「村へ」

アサヒカメラ 1976年10月増刊  北井一夫「村へ」

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戦後日本を代表する写真家・北井一夫が、1970年代の農村の日常を静かに見つめた代表作〈村へ〉を収録した『アサヒカメラ』1976年10月増刊号。

本書に収められた〈村へ〉は、第1回木村伊兵衛写真賞を受賞した北井の代表作であり、写真史に残る重要作である。
1974〜1975年に『アサヒカメラ』で全24回連載された本シリーズは、都市化が加速した時代にあえて「村」という場所を選び、「稲刈りのあと」「湯治場」「雪の中で」「お盆」など、ありふれた日常の風景を丹念に捉えた作品として大きな反響を呼んだ。特別な事件も劇的な瞬間もない“生活そのもの”に寄り添う視点は、当時として新しく、現在でも色あせない力を持っている。
学生運動の記録から農民の生活へと視線を移すなかで北井が見出した、「人々の日常を撮る」という独自の姿勢。その純度が最も高く凝縮したのが〈村へ〉であり、後年も再編集や写真展が繰り返し行われ、長く読み継がれてきた。
時代の変化に押し流される前の農村を写しとった、貴重な記録であり、北井一夫のライフワークの出発点ともいえる一冊。写真の原点を思い起こさせる一冊。

●第1回木村伊兵衛写真賞受賞作品


[タイトル] アサヒカメラ 1976年10月増刊 -北井一夫「村へ」- / Asahi Camera October 1976 Special Issue -Kazuo Kitai「To the Village」-
[出版元] 朝日新聞社
[出版年月日] 1976年10月10日
[ページ数] 278頁
[大きさ] 約25.8×18.0×1.6cm、0.54kg
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] アサヒカメラ 1976ネン10ガツゾウカン キタイカズオ ムラヘ
[著者・編者等] 北井一夫/著
[印刷] 
[ISBN] なし
[状態] 中古 【5】並(表紙スレ、全体的に経年薄ヤケ)
[付属品] なし
[掲載本] 
[関連展覧会] 


北井一夫(きたい・かずお)1944-

1944年、中国・鞍山に生まれる。
1965年、日本大学芸術学部写真学科を中退し、同年に初期代表作『抵抗』(未來社)を自費出版。
1969年には成田空港建設に反対する三里塚の農民を取材し、その成果をまとめた写真集『三里塚』(のら社、1972年)で日本写真協会新人賞を受賞する。

1974〜75年に『アサヒカメラ』で連載したシリーズ〈村へ〉によって、1976年に第1回木村伊兵衛写真賞を受賞。以降、国内外で高く評価され、戦後日本を代表する写真家として大きな存在感を持ち続けている。

主な展覧会に「タイムトンネルシリーズ Vol.20 北井一夫〈時代と写真のカタチ〉」(ガーディアン・ガーデン、2004年)、「いつか見た風景」(東京都写真美術館、2012年)など。
主な写真集に『村へ』(淡交社、1980年)、『新世界物語』(長征社、1981年)、『フナバシストーリー』(六興出版、1989年)、『いつか見た風景』(蒼穹舎、1990年)、『1970年代NIPPON』(冬青社、2001年)、『流れ雲旅』(ワイズ出版、2016年)、『過激派の時代』(平凡社、2020年)などがある。

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