宮下マキ　部屋と下着 rooms and underwear

東京・京都・福岡など、都市で暮らす70人の女性たちの「部屋」と「下着」、そのふたつの親密な領域を重ね合わせたユニークな写真集。
宮下マキがカメラを向けたのは、モデルではなく“ふつうに生活する女の子たち”。彼女たちが自分の部屋で下着姿のままくつろぐ、その自然体の瞬間を丁寧にすくい取っている。

整った部屋だけでなく、生活の跡がそのまま残った空間、選んだ下着の色や形、その人らしさが滲む小物や家具——。顔だけでは想像がつかない個性が、部屋と下着というプライベートな風景を通して驚くほど鮮明に立ち上がる。

親密でありながら覗き見ではなく、生活そのものの空気をすくうような宮下マキの視線が印象的。
日常の奥にある静かな物語を見せてくれる、素直でチャーミングな作品集。

[タイトル] 部屋と下着 - rooms and underwear
[出版元] 小学館
[出版年月日] 2000年6月20日（初版）
[ページ数] 154頁
[大きさ] A5変形　約
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] ﾍﾔﾄｼﾀｷﾞ
[著者・編者等] 宮下マキ/著、
[印刷] 吉田印刷所/印刷
[ISBN]

9784096813119
[状態] 中古　【5】並
[付属品] 
[掲載本] 
[関連展覧会] 

宮下マキ（みやした・まき）1975-

1975年生まれ。
京都芸術短期大学映像科卒業後、写真家・木村晃造に師事。

ガーディアン・ガーデン第10回「ひとつぼ展」でグランプリを受賞し、1998年に同ギャラリーで個展「部屋と下着」を開催。その後も各地のギャラリーで個展を重ね、水戸芸術館現代美術ギャラリー「プライベートルームⅡ」をはじめ、ニューヨーク、イスラエル、オーストラリア、スウェーデンなど国内外のグループ展に多数参加した。

2001年には文化庁新進芸術家海外研修員としてニューヨークへ留学。現在は東京を拠点に、雑誌・広告・グラビア・ポートレートから家族写真まで幅広い領域で活動している。

東京在住。一児の母。

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