(英文)ピカソの風景画: PICASSO Landscapes 1890-1912
(英文)ピカソの風景画: PICASSO Landscapes 1890-1912
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本書はピカソの風景画に特化した画集。1890年頃から1912年にかけて描かれた風景作品を集め、彼の初期アカデミック技法から前衛的表現への変遷を風景画の視点で追うことができる。
若き日のピカソは写実的な自然描写を学びつつ、やがて青の時代やバラ色の時代の象徴的な情感表現を風景に取り入れ、最終的にはキュビスムへとつながる革新的な視点を確立していった。本書では、そうした過程を風景画を軸に辿り、各作品には詳細な解説を添えることで、時代背景や作家の創造的成長を理解しやすくしている。
風景画を通じてピカソの芸術的変革を体感できる、研究者やコレクター、そして風景画ファンにとって必携の一冊
[タイトル] PICASSO Landscapes 1890-1912, From the Academy to the Avant-garde(ピカソ風景画 1890-1912 アカデミックな時代から前衛への移行)
[出版元] A Bulfinch Press Book
[出版年月日] 1994年
[ページ数] 342頁
[大きさ] 約30.0×25.0×3.2cm、2.20kg
[フォーマット] ハードカバー
[タイトルよみ] ピカソ ランドスケープス 1890-1912, フロム ジ アカデミー トゥー ジ アヴァンギャルド
[著者・編者等]
[印刷]
[ISBN] 0-8212-2239-2
[状態] 中古 【6】並上~並(天少シミ)
[付属品] なし
[掲載本]
[関連展覧会]
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)1881-1973
1881年10月25日、スペイン・マラガ生まれ。
父は美術教師であり、幼少期から絵画の教育を受ける。1895年に家族と共にバルセロナに移り、ラ・ロンハ美術学校で学ぶ。1897年にはマドリードの王立美術アカデミーに入学するが、形式的教育に馴染めず独学で表現を追求。
1900年、パリを訪れ芸術家としての活動を開始。1901年から1904年にかけて青の時代(青色を基調とした憂鬱な作品群)、1904年から1906年にかけてバラ色の時代(温かい色調の人物やサーカス題材)が展開される。1907年にはキュビスムの先駆となる『アビニヨンの娘たち』を制作。ジョルジュ・ブラックと共に分析的キュビスムを発展させる。
1917年以降は古典主義的作品やシュルレアリスムの要素も取り入れ、多様な表現を展開。1937年にはスペイン内戦の影響を受けた代表作『ゲルニカ』を制作。生涯で絵画、彫刻、版画、陶芸など幅広い分野で約5万点以上の作品を残す。
1973年4月8日、フランス・ムージャンにて死亡。
20世紀美術の巨匠として、絵画のみならず現代美術全体に計り知れない影響を与え続ける。
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