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須田一政 人間の記憶

須田一政 人間の記憶

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須田一政の初期作品から直近の約30年にわたり撮影してきた膨大な数の写真の中から、246枚を厳選してまとめた一冊。東京の街角や全国各地で写された作品群は、そこに息づく人々の営みや風景に潜む「人間の記憶」を鮮烈に浮き彫りにしている。
ブックデザイナーの鈴木一誌が手がけた装丁も、その世界観を際立たせる一因となっている。

視線を止めるのは私個人の好奇心だ。
個人的な興味がある時代の産物であると気付くには、その対象が時間の中に封じ込まれて後のことである。
私の目が時代の目になり、また異なる一個人の記憶へと還元されるとしたら、それは、借物である対象の持つ「写真」自身の普遍性にほかならないだろう。

人間の容姿や、風景に写りこんだ時代の断片が写真を見る者の個人的な記憶の紐になることがある。私自身でさえ、作品は単なる現象の証拠でしかない。記憶はその裏側に存在を潜めている。(あとがきより)

●第16回土門拳賞受賞作品(1996年)


[タイトル] 人間の記憶
[出版元] クレオ
[出版年月日] 1996年12月(初版)
[ページ数] 246頁
[大きさ] 約30.9×23.5×2.7cm / 約1.54kg
[フォーマット] ハードカバー
[タイトルよみ] ニンゲンノキオク
[著者・編者等] 須田一政/著、赤平覚三/エディトリアル・ディレクター、鈴木一誌・廣田清子/ブックデザイン
[印刷] 凸版印刷、長谷川雄三/プリンティング・ディレクター
[ISBN] 4-87736-001-8
[状態] 中古 【4】並〜並下(全体的に少歪み、三方少ヤケ・少シミ、カバー天地少ヨレ・背薄ヤケ・見返しシミ)
[付属品] なし
[掲載本] 
[関連展覧会]


須田一政(すだ・いっせい)1940-2019

1940年4月24日東京神田生まれ。
東洋大学法学部中退し、東京綜合写真専門学校に入学。
1967年、寺山修司主宰の演劇実験室「天井桟敷」の専属写真家を務める。
1971年、天井桟敷を離れ、フリーランスとして活動。
日常に潜む不可思議なものや、見慣れた風景の中にある異質なものを独自の視点で切り取る作風で知られる。その緊張感のある表現は「須田調」と評される。
代表作は『風姿花伝』『物草拾遺』『日常の断片』などがある。
1976年に「風姿花伝」により日本写真協会新人賞受賞、1985年「日常の断片」等により第1回東川賞国内作家賞受賞、1997年に写真集『人間の記憶』により第16回土門拳賞受賞。
2019年3月7日、死去。

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