鈴木理策 KUMANO
鈴木理策 KUMANO
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日本の写真家・鈴木理策のファースト写真集。
小さく灯されたマッチの火から始まり、和歌山県新宮市の神倉神社で行われる日本最古の火祭りで結ばれる構成をとり、皇居(東京)、熊野、そして自身の生地である新宮市へと、地理的移動と時間の推移を可視化する試みとなっている。
80年代後半から写真制作を始めた鈴木は、青森県・恐山を撮影した〈Osorezan〉と三重県・花窟神社の祭礼を記録した〈Izanami〉からなる『PILES OF TIME』で2000年に第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2015年には東京オペラシティアートギャラリー(初台・東京)で個展「鈴木理策写真展 意識の流れ」を開催するなど、国内外で高い評価を獲得してきた。
『KUMANO』に収められた写真は、一見すると日常の風景を切り取ったかのように見える。しかしそこには、人間の営みと記憶の中で変質し、歴史の層に埋め込まれた「領域」の存在が浮かび上がる。熊野という聖地を媒介に、風景の奥に潜む時間と記憶を顕在化させた一冊である。
[タイトル] KUMANO
[出版元] 光琳社出版
[出版年月日] 1998年5月25日(初版1刷)
[ページ数] 頁付きなし
[大きさ] 約25.9×33.4×1.0cm、0.73kg
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] クマノ
[著者・編者等] 鈴木理策/著、デヴィッド・ムアマン/文、辻匡男、白石良一/アートディレクション
[印刷] 光琳社/印刷、新日本製本/製本
[ISBN] 4-7713-0305-3 C0072
[状態] 中古 【4】並~並下(縁イタミ、角少折れ、背ヤケ、三方経年薄ヤケ)
[付属品] なし
[掲載本] なし
[関連展覧会]
鈴木理策(すずき・りさく)1964-
和歌山県新宮市生まれ。
1980年代後半より写真制作を開始。
1998年、ファースト写真集『KUMANO』を刊行。青森県・恐山を撮影した〈Osorezan〉と三重県・花窟神社の祭礼を記録した〈Izanami〉からなる写真集『PILES OF TIME』で2000年に第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。
その後も『Mont Sainte Victoire』『White』『Étude』など数多くのシリーズを発表。
自然や光と人間の意識との関わりをテーマに独自の写真表現を展開してきた。
2015年、東京オペラシティアートギャラリーにて大規模個展「鈴木理策写真展 意識の流れ」を開催。海外での展示も多く、国際的に高い評価を得ている。
























