畠山直哉 LIME WORKS(初版)
畠山直哉 LIME WORKS(初版)
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採石場とセメント工場——山を削り、都市の基盤を支える現場。
『LIME WORKS』は、畠山直哉がデビュー初期に取り組んだ代表作であり、のちに続く『BLAST』や〈陸前高田〉シリーズの出発点に位置づけられる。
故郷・大船渡をはじめとする石灰石の産地を訪ね、採掘の痕跡やプラントの構造、白い粉塵に包まれた光の中で、自然と人間の関係を見つめた。
そこには、文明を支える「見えない風景」——自然を破壊しながらも、その恵みに依存して生きる人間の営み——が、静かで厳粛なトーンで浮かび上がる。
本作で培われた視点は、のちの『BLAST』で爆発の瞬間へ、〈陸前高田〉へと連なっていく。
1997年には、『LIME WORKS』などの仕事により第22回木村伊兵衛写真賞を受賞。
工業的風景を通して自然と文明の関係を問う畠山の思想を示した一冊。
●第22回(1997年) 木村伊兵衛写真賞受賞作
[タイトル] LIME WORKS
[出版元] シナジー幾何学
[出版年月日] 1996年3月10日(初版)
[ページ数] 120頁
[大きさ] 約29.8×24.5×1.1cm、0.78kg
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] ライム ワークス
[著者・編者等] 畠山直哉/著、小中功/ブックデザイン
[印刷] 大日本印刷/印刷・製本
[ISBN] 4-915877-39-6
[状態] 中古 【5】並(三方薄ヤケ、少シミ)
[付属品] 愛読者カード
[掲載本]
[関連展覧会]
畠山 直哉(はたけやま・なおや)1958-
1958年、岩手県陸前高田市生まれ。
筑波大学で大辻清司に師事し、卒業後東京を拠点に、自然と都市、そして写真の関係性を探求する作品を発表し続けている。
特に、生まれ故郷の近くに広がる石灰石鉱山や、都市の地下水路、ダム、工場など、日本の風景に内在する人工的な光景を主題にした作品で知られています。
2001年にはヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表に選ばれ、2011年の東日本大震災で被災した故郷・陸前高田を撮影するなど、社会的なテーマにも向き合っています。
2015年に紫綬褒章を受章。
現在は東京藝術大学大学院の教授を務めるなど、写真家としてだけでなく、教育者としても後進の育成に尽力している。
1997年に写真集『LIME WORKS』などで第22回木村伊兵衛写真賞。
2001年には『Underground』で第42回毎日芸術賞を受賞。
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