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石川真生 私に何ができるか

石川真生 私に何ができるか

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東京オペラシティ アートギャラリーにて、2023年10月13日から12月24日まで開催された「石川真生 ─私に何ができるか─」展の公式図録。沖縄を拠点に活動を続ける写真家・石川真生(1953–)の初期作品から近年の代表作までを体系的に収録した大部の一冊。

1970年代に撮影された「赤花(アカバナー) 沖縄の女たち」をはじめ、「Life in Philly」「港町エレジー」「沖縄芝居」、「日の丸を視る目」など、これまで断片的に紹介されてきたシリーズを通覧できる構成となっている。とくに2014年以降取り組まれている「大琉球写真絵巻」は本書の大きな比重を占め、沖縄の歴史や社会状況を主題とした近年の制作を集中的に確認することができる。

石川真生の作品は、沖縄の基地問題や歴史的背景と密接に結びつきながら、人々の姿を正面から捉えてきた点に特徴がある。本図録では、初期のドキュメンタリーから演出性を伴う近作まで、その表現の変遷を一貫した視点で追うことが可能である。

蛍光イエローを基調とした造本は視認性が高く、432ページにわたる図版とテキストを収録しながらも、資料性と可読性を兼ね備えている。作品集としてだけでなく、石川真生の活動を包括的に把握するための基礎資料としても有用な内容となっている。


[タイトル] 私に何ができるか 展覧会図録
[出版元] 東京オペラシティ文化財団
[出版年月日] 2023年
[ページ数] 432頁
[大きさ] 約30.0×11.2×3.0cm
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] ワタシニナニガデキルカ
[著者・編者等] 石川真生/著、
[印刷] 山田写真製版所/印刷
[ISBN] なし
[状態] 新品
[付属品] なし
[掲載本] 
[関連展覧会] 2023年 東京オペラシティ アートギャラリー(西新宿)


石川真生(いしかわ・まお)1953-

1953年、沖縄県大宜味村生まれ。
1970年代より写真を始め、1974年にWORKSHOP写真学校・東松照明教室で学ぶ。
沖縄を拠点に制作を続け、基地周辺の女性たちや米兵、俳優など、沖縄を生きる人々に密着した写真作品を発表してきた。

1970年代から一貫して、沖縄の社会状況や歴史と深く結びついた人物表現を主軸とし、近年は琉球・沖縄の過去と現在を多層的に捉えるシリーズ「大琉球写真絵巻」(2014–)に取り組んでいる。2004年、横浜美術館「ノンセクト・ラディカル 現代の写真III」により、沖縄以外の美術館で初めて本格的に紹介された。

主な受賞に、さがみはら写真賞(2011年、『FENCES, OKINAWA』)、日本写真協会賞 作家賞(2019年)、文部科学大臣賞、土門拳賞、東川賞(いずれも2024年)など。2021年には沖縄県立博物館・美術館で回顧展「石川真生:醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。」が開催された。

作品は沖縄県立博物館・美術館、東京国立近代美術館、国立国際美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、福岡アジア美術館、ヒューストン美術館、メトロポリタン美術館など、国内外の公共コレクションに収蔵されている。

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