小林のりお Cluster of Dreams
小林のりお Cluster of Dreams
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1992年刊行の『FIRST FLIGHT』以来となる本格的作品集。
本書は、2012年から継続して制作されてきた「雪」を主題とするシリーズ。降りはじめの粉雪、人工雪、氷結と溶解を繰り返し透きとおる雪——その多様な形質を、日本各地で丹念に撮影している。秋田・大館出身の小林にとって雪は特別視する対象ではなかったが、還暦を過ぎ「跡形もなく消えてゆく潔さ」に惹かれ、レンズを向けるようになったという。撮影地は秋田のほか、長野、山梨、群馬、岩手など。
農村の名残を留める多摩丘陵の区画整理を定点観測的に記録した代表作に見られるように、小林はランドスケープと深く向き合ってきた写真家である。水平垂直を意識した端正なフレーミングは本作でも貫かれ、雪の表層に潜む「解体」と「再生」の気配を静かに描き出す。
巻末には笠間悠貴による論考「残雪と空白」を収録。写真における「白」をめぐる考察が、本作の読解をさらに深める。デザインは中新。
本書は、ブルーシートのある風景を追った最新作『Japanese Blue』(2025)と対をなす構成をもつ。
[タイトル] Cluster of Dreams (夢の集積)
[出版元] 武蔵野美術大学出版局
[出版年月日] 2023年2月1日(初版)750部限定
[ページ数] 112頁
[大きさ] 約309*266*17mm, 1130g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語、英語
[タイトルよみ] クラスター・オブ・ドリームズ
[著者・編者等] 小林のりお/著、中新/デザイン
[印刷] 東京印書館(高柳昇/プリンティングディレクター)
[ISBN] 9784864631549
[状態] 中古 【6】並上〜並(カバー天地少キズ、地少ヨゴレ)
[付属品] なし
[掲載本] ー
[関連展覧会]
小林のりお(こばやし・のりお)1952-
1952年、秋田県大館市生まれ。
日本歯科大学歯学部中退。東京綜合写真専門学校研究科卒業。
9歳より写真を始める。1975年以降、国内外で個展・企画展を多数開催。都市周縁やランドスケープを主題に制作を続ける。
1987年、写真集『LANDSCAPES』で日本写真協会新人賞受賞。1993年、写真集『FIRST LIGHT』で木村伊兵衛写真賞受賞。
東京綜合写真専門学校、日本写真芸術専門学校、東京造形大学、東北芸術工科大学などで非常勤講師を歴任。2008年より2023年まで武蔵野美術大学映像学科教授。現在、武蔵野美術大学名誉教授。
作品は東京都写真美術館、京都国立近代美術館ほか国内外の美術館に収蔵。
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