(英文)リチャード・ミズラック カーゴ Richard Misrach: Cargo
(英文)リチャード・ミズラック カーゴ Richard Misrach: Cargo
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本書は、見えにくい世界の貿易や商業の流れを、静謐で厳かなまなざしによって可視化するシリーズである。2021年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより国際貿易のネットワークがほぼ停止した最中、ミズラックはカリフォルニア州オークランド港を行き交う貨物船を何千枚も撮影した。
記念碑のように佇む貨物船は、海、空、大気が織り成す広大で豊かな色彩のなかに浮かび、微小でありながらも毅然とした存在として、あたかも時を止めているかのように映し出される。その光景は不気味なほど疎らでありながら、疑いなく美しい。
作品群は、海上交易路の崩壊と緩慢な回復、気候変動の時代における人間と自然環境の衝突、さらには海洋芸術の系譜といった複数の歴史を抽象的になぞる。『Desert Cantos』で知られるミズラックが、サンフランシスコ湾に漂う貨物船を定点観測的に捉え、グローバル化した商業が社会と環境に及ぼす影響を静かに問いかける一冊である。
[タイトル] CARGO by Richard Misrach
[出版元] Aperture
[出版年月日]
[ページ数] 156頁/図版64点
[大きさ] 約387*298 mm, 1050g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 英語
[タイトルよみ] カーゴ
[著者・編者等] Richard Misrach/著
[印刷] ー
[ISBN] 9781597115865
[状態] 中古 【5】並(天地に少キズ、表紙にキズ)
[付属品] なし
[掲載本] ー
[関連展覧会] 2025年1月~3月 Pace Gallery (New York, US)
Richard Misrach (リチャード・ミズラック)1949‐
1949年、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。
カリフォルニア大学バークレー校で心理学を学び、1970年代初頭より写真制作を開始。初期作『Telegraph 3 AM』(1974年)でバークレーの路上生活者を記録する。その後、南西部の砂漠へと向かい、人為と自然の衝突を主題とする代表的プロジェクト〈Desert Cantos〉を展開。核実験場、洪水、山火事、国境の壁などを大判カラーで捉え、環境と政治の問題を問い続けてきた。
近年の〈Border Cantos〉では約2000マイルに及ぶ米墨国境を記録。ほかに〈Golden Gate〉〈On the Beach〉〈Destroy This Memory〉などがある。主な著書に『Desert Cantos』『Bravo 20』『On the Beach』『Border Cantos』ほか。
1988年に国際写真センター(ICP)インフィニティ・アワード、1991年に『Bravo 20』でPEN Center West Awardを受賞。グッゲンハイム・フェローシップなど受賞多数。作品はMuseum of Modern Art、National Gallery of Art、San Francisco Museum of Modern Artほかに収蔵。現在はバークレーを拠点に活動している。
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