澤田知子 School Days
澤田知子 School Days
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日本の女子高校生をテーマに、制服や髪型、メイクを変えながら一人ひとりのキャラクターを演じ、セルフポートレートを撮影した作品。
このシリーズで澤田が自分自身を撮影するのは、女性が社会や集団の中でどのように自分を表現し、埋没していくのか、という、現代社会におけるアイデンティティの問題を問いかけけた。澤田は、被写体を他者に求めるのではなく、自身がモデルとなることで、より深く個人的な視点から、個性と集団性の両面を探求している。
制服という均一なアイテムを通して、一見すると同じように見えるが、一人ひとり異なる女性を演じ分けることで、澤田は見る者に「あなた自身は、集団の中でどのように存在しているか」という問いを投げかける。
●第29回(2004年)木村伊兵衛写真賞受賞作
[タイトル] School Days
[出版元] 青幻舎
[出版年月日] 2006年3月1日 初版
[ページ数] 30頁
[大きさ] 約15.3×20.2×2.3cm、0.65kg
[フォーマット] ハードカバー
[タイトルよみ] スクールデイズ
[著者・編者等] 澤田知子/著、小林元/アートディレクション
[印刷] 太平印刷
[ISBN] 4-86152-061-4 C0072
[状態] 中古 【8】美〜並上
[付属品] なし
[掲載本]
[関連展覧会]
澤田知子(さわだ・ともこ)1977‐
1977年、兵庫県神戸市生まれ。
2000年、デビュー作『ID400』で「キヤノン写真新世紀」特別賞を受賞。
2004年には、女子高校生をテーマにした『School Days』を含む一連のセルフポートレート作品が評価され、第29回木村伊兵衛写真賞を受賞。
同年、ニューヨーク国際写真センター(ICP)の「インフィニティ賞」ヤングフォトグラファー部門も受賞し、国際的な評価を得た。
現在は、成安造形大学の客員教授を務める。
メイクやコスチュームを変えながら、様々な女性像を演じ、多種多様なアイデンティティを表現する。
