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柴田敏雄 日本典型

柴田敏雄 日本典型

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日本を代表する写真家・柴田敏雄の代表作。広大な造成地や巨大なダム、山間部に築かれた擁壁や砂防施設など、日本各地の土木構造物を、8×10の大型カメラで捉えたシリーズである。大判ならではの緻密な描写と歪みのない像が、コンクリートの肌理や斜面の質感まで克明に写し出す。

モノクロームで統一された画面は、水平垂直を強く意識した構図によって構築され、人工物の量感と周囲の自然との関係を明晰に提示する。高度経済成長期以降、日本の山河に張り巡らされたインフラは、均整の取れた幾何学的形態を備えながらも、自然と緊張関係をはらむ存在として立ち現れる。柴田はそれらを批評的に告発するのでも賛美するのでもなく、形態そのものへの鋭い感受性をもって静かに提示する。

もともと本書のタイトルは「日本点景」となる予定だったが、印刷所への入力ミスにより「日本典型」として刊行されたという逸話を持つ。結果としてこの名称は、個々の風景の断片を超え、日本の国土に刻まれた構造的な特徴、すなわち近代日本の風景の“典型”を示す言葉として響く。1992年、第17回木村伊兵衛写真賞を受賞。編集は山岸享子。1980年代から90年代初頭にかけて各地で撮影された図版で構成されている。


[タイトル] 日本典型
[出版元] 朝日新聞社
[出版年月日] 1992年10月 初版
[ページ数] 頁付きなし
[大きさ] 約29×30×1.4cm, 1080g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] ニッポンテンケイ
[著者・編者等] 柴田敏雄/著
[印刷] 
[ISBN] 4-02-256508-X
[状態] 中古 【4】並~並下(帯少ヤブレ欠損あり、三方少シミ)
[付属品] 帯
[掲載本] 
[関連展覧会] 


柴田 敏雄(しばた・としお)1949-

1949年東京生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を経て同大学院修了。
1975年、ベルギー文部省奨学金を受け、ゲント市のゲント王立アカデミー写真科に入学し、本格的に写真制作を始める。1979年帰国。

日本各地のダムや砂防堰堤、コンクリート擁壁など、自然の中にある人工構造物を大型カメラで捉えた作品で注目を集める。緻密なモノクロプリントと厳密な構図によって、近代日本の風景に内在する構造と形態を提示した。1992年、写真集『日本典型』により第17回木村伊兵衛写真賞を受賞。同年、ニューヨーク近代美術館「New Photography 8」に選出される。

1997年にはシカゴ現代美術館で個展を開催するなど、国内外で発表を重ねる。2000年代以降はカラー作品にも取り組み、表現の幅を広げた。2008年、東京都写真美術館にて大規模個展「ランドスケープ」を開催。2009年、日本写真協会作家賞および東川賞国内作家賞を受賞。

作品は、メトロポリタン美術館、ポンピドゥー・センター、東京国立近代美術館など、国内外の主要美術館に収蔵されている。

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