川内倫子 CUI CUI [キュイ キュイ]
川内倫子 CUI CUI [キュイ キュイ]
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川内倫子『Cui Cui』は、13年にわたって撮り続けられた家族の時間を静かに編み上げた写真集である。お正月の団らん、兄の結婚、祖父の死、新しい命の誕生──特別ではない出来事の積み重ねが、かけがえのない記憶として立ち上がる。人の匂い、土地の匂いを含んだ故郷の風景とともに、家族は出会いと別れを繰り返しながら、記憶の中で生き続ける。
タイトルの「Cui Cui」は、フランス語で小鳥のさえずりを意味する。日常のなかで絶え間なく響く、ささやかな生の気配。その瞬間をすくい取るように、川内倫子は生と死、その循環と境界を見つめてきた。本作は祖父の死を含む家族の記録であると同時に、誰もが持つ「家族のアルバム」をそっと呼び覚ます一冊である。
本シリーズは国内外の美術館でスライドショーとして発表され、2005年には「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」としてカルティエ現代美術財団(パリ)で展示。2008年にはヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)にて「Cui Cui」展が開催され、川内倫子にとって国内美術館での初個展となった。
〈Cui Cui〉を経て、作家は自身の出産と子育てを起点とする〈as it is〉へと歩みを進めていく。家族の循環を見つめた本作は、その重要な起点として位置づけられる。
[タイトル] CUI CUI [キュイ キュイ]
[出版元] フォイル
[出版年月日] 2005年4月17日(2刷)
[ページ数] 頁付きなし
[大きさ] 約167*243*19mm, 809g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] キュイキュイ
[著者・編者等] 川内倫子/著、山本誠/アートディレクション、川内圭介(山本誠デザイン室)/デザイン
[印刷] 凸版印刷/印刷・製本
[ISBN] 4902943026
[状態] 中古 【7】並上(帯僅かにキズ)
[付属品] 帯
[掲載本]
[関連展覧会] 2005年「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」カルティエ現代美術財団(パリ) 、2008年「Cui Cui」ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)
川内倫子(かわうち・りんこ)
1972年、滋賀県生まれ。写真家。
成安女子短期大学卒業後、写真スタジオ勤務を経て作家活動を開始。
日常のなかに潜む生と死、時間の循環や世界の気配を、柔らかく澄んだ色調で写し出す作品で国内外から高い評価を受ける。
1997年、第9回ひとつぼ展グランプリ受賞。
2002年、写真集『うたたね』『花火』により第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2009年、ICPインフィニティアワード新人賞(ニューヨーク国際写真センター)受賞。
2013年、個展「照度 あめつち 影を見る」により芸術選奨新人賞を受賞、あわせて第29回東川賞国内作家賞を受賞。
2023年、ソニーワールドフォトグラフィーアワード Outstanding Contribution to Photography(特別功労賞)を受賞。
カルティエ現代美術財団(パリ)、ヴァンジ彫刻庭園美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、滋賀県立美術館ほか国内外で多数の個展・展覧会を開催。
主な写真集に『うたたね』『花火』『花子』『AILA』『Cui Cui』『Illuminance』『あめつち』『Halo』『やまなみ』など。
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