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瀬戸正人 / SETO Masato

部屋 Living Room, Tokyo 1989-1994

部屋 Living Room, Tokyo 1989-1994

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瀬戸正人が、東京で暮らす人々の肖像と居室を大型カメラで記録した写真集。1989年から1994年にかけて撮影されたシリーズをまとめ、1996年に新潮社より刊行された。

被写体となったのは、タイ、ベトナム、中国、韓国、フィリピン、中近東などから東京へ移り住んだ人々と、日本人の住人たち。瀬戸はそれぞれの住まいを訪ね、部屋の中央に立つ人物と、その周囲に置かれた家具、衣服、化粧品、本、写真、日用品を8×10インチの大型カメラで精密に写し取った。

人物は数秒間の露光に耐えるため、正面を向いて静止している。硬く閉ざされた表情とは対照的に、室内に残された物は、住人の故郷や仕事、家族、東京での生活を雄弁に物語る。肖像とインテリアを分けることなくひとつの画面に収め、外側からは見えない個人の生活と、都市の国際化の実像を浮かび上がらせる。

本書は、写真をひと続きに連ねた約8メートルの紙を蛇腹状に折り畳む特殊な構成。広げることで、異なる国籍や生活背景をもつ住人たちの部屋が、東京というひとつの都市のなかで連続する絵巻物のように現れる。

本作と『Silent Mode』により、瀬戸は1996年に第21回木村伊兵衛写真賞を受賞。
バブル期からその崩壊へ向かう東京と、国境を越えて移動する人々の生活を、個々の居室から捉えた写真集。

[タイトル] 部屋 Living Room, Tokyo 1989-1994
[出版元] 新潮社
[出版年月日] 1996年8月30日(初版)
[ページ数] -
[大きさ] 約192*265*14mm / 508g
[フォーマット] ハードカバー、蛇腹製本
[言語] 日本語、英語
[タイトルよみ] ヘヤ リビングルーム トウキョウ 1989-1994
[著者・編者等] 瀬戸正人/写真・文、鈴木一誌、俊藤葉子、本多悦子/デザイン
[印刷] 大日本印刷株式会社/印刷・製本
[ISBN] 9784104131013
[状態] 中古【6】並上〜並(カバー: 天少ヤケ・裏少シミ)
[付属品] -
[掲載本] -
[関連展覧会] 「Living Room, Tokyo」(コニカプラザ・東京/1996年)

瀬戸正人(せとまさと)1953-

タイ・ウドーンタニ生まれ。写真家。

1961年に日本へ移住し、福島県で育つ。東京写真専門学校、現在の東京ビジュアルアーツを卒業。森山大道の写真塾に参加し、深瀬昌久のアシスタントを経て、1981年に独立した。

1987年、山内道雄らと東京・新宿にギャラリーPLACE Mを開設。東京とアジア、移住、家族、記憶、自身の複数の文化的背景を主題に写真と文章を発表している。

写真集『Silent Mode』と『部屋 Living Room, Tokyo』により、1996年に第21回木村伊兵衛写真賞を受賞。1999年には自伝的エッセイ『トオイと正人』で新潮学芸賞を受賞した。

主な写真集に『バンコク、ハノイ 1982-1987』『Silent Mode』『部屋 Living Room, Tokyo』『picnic』『binran』『Cesium-137Cs-』など。2020年、東京都写真美術館で回顧展「瀬戸正人 記憶の地図」が開催され、2021年に第37回写真の町東川賞国内作家賞を受賞。

< Related Figures >

深瀬昌久、森山大道、山内道雄、都築響一、PLACE M、東京都写真美術館

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