Between Sculpture and Poetry
Between Sculpture and Poetry
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カール・アンドレは、1960年代後半のアメリカを中心に展開したミニマル・アートを代表する彫刻家。本書は、日本の美術館で初となる個展「Between Sculpture and Poetry (2024)」にあわせて刊行された、DIC川村記念美術館による公式展覧会図録。
同一の形とサイズに加工された木、金属、石のユニットを床に直接配置するアンドレの彫刻は、整然とした反復によって空間そのものを変容させる。作家自身が「sculpture as place(場としての彫刻)」と呼ぶその実践は、作品を物体としてではなく、環境との関係性のなかで体験させるものだ。実際に対峙すると、金属の光沢や錆、木目の表情、石の重量感といった素材の存在が、無機質な印象の奥から豊かに立ち上がる。
本書では、インスタレーションビューを皮切りに、代表的な彫刻作品とともに、タイプライターで断片的な単語を打ち込んで構成された詩作品も収録。文学・美術・歴史・政治へと広がる思考が、空間的かつ構造的な感覚のもとに展開される。詩のページは原寸に近いかたちで再現され、印刷や紙質にも配慮がなされるなど、作品性を体感できる構成となっている。
表紙はコンクリート・ユニットを想起させるデザイン、三方小口はグレーに塗装。本というオブジェクト全体でアンドレの造形思想を体現した一冊。
[タイトル] CARL ANDRE: Between Sculpture and Poetry
[出版元] torch press
[出版年月日] 2024年
[ページ数] 152頁
[大きさ] 約215*279mm
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] カール・アンドレ:ビトウィーン・スカルプチャー・アンド・ポエトリー
[著者・編者等] カール・アンドレ/著
[印刷]
[ISBN]
[状態] 中古 【9】美品
[付属品] なし
[掲載本] ー
[関連展覧会] 2024年 DIC川村記念美術館
Carl Andre(カール・アンドレ)1935–2024
1935年9月16日、アメリカ・マサチューセッツ州クインシー生まれ。
ミニマル・アートを代表する彫刻家・詩人。フィリップス・アカデミーで学び、1950年代後半にニューヨークへ移住。彫刻家Constantin Brancusiの影響を受け、木材を用いた作品を制作。1958–59年には画家Frank Stellaとスタジオを共有し、ミニマルな構成原理を深化させた。
1966年、耐火レンガを直列に並べた《Lever》を発表し、素材を加工せず床に直接配置する手法で彫刻の概念を刷新。「sculpture as place(場としての彫刻)」の思想のもと、金属板や石材を用いたサイトスペシフィックな作品を各地で展開した。詩作にも積極的に取り組み、タイプライターによる視覚詩を多数制作。
1970年、「第10回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)」に招聘。主な個展にSolomon R. Guggenheim Museum(1970)、大規模回顧展「Sculpture as Place 1958–2010」(2014)など。2024年にはDIC川村記念美術館で「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」を開催。同年1月24日、ニューヨークにて死去。88歳。
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