街の火 Luminance of Streets(サイン入り)
街の火 Luminance of Streets(サイン入り)
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星玄人による初作品集『街の火 / Luminance of Street』。夜の街に漂う人間の気配と衝動をすくい上げ、モノクロームの中に生々しい物語を立ち上げた一冊。
カメラを手にする以前から、夜の街を彷徨うことに惹かれていたという星にとって、その時間は「孤独」と向き合いながらも、同時に想像や欲望が解き放たれる場でもあった。20歳を過ぎて横浜を離れ、地方で夜の仕事に従事するなど、波のある生活を経たのち、20代半ばより写真へと傾倒。現代写真研究所で学び、2000年以降フリーランスとして活動を開始する。本書はそうした経験の延長に位置づけられる初期の集大成といえる。
収録作は新宿・歌舞伎町を中心に、横浜や釜ヶ崎といった「夜の街」で撮影されたもの。被写体に許可を得ながらも、画面にはスナップショットのような即興性と緊張感が漂う。無造作に見える構図のなかに、繊細な視線が潜み、暴力性や滑稽さ、人間臭さが交錯する。そこにあるのは外部からの観察ではなく、同じ場所に身を置いてきた者だからこそ共有し得る「孤独」や「連帯感」に近い感覚である。
夜の光と影に浮かび上がる人物たちは、単なる記録を超え、目に見えない関係性や内面をほのかに滲ませる。ノスタルジーに寄りかかることなく、個人的な記憶や欲望と結びつきながら展開されるイメージの連なりは、静かな「愛」の気配を帯びている。
[タイトル] 街の火 Luminance of Streets
[出版元] GALERIA Q(ガレリアQ)
[出版年月日] 2007年5月14日(初版1刷)
[ページ数] 156頁
[大きさ] 約210*296*12mm / 567g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語・英語
[タイトルよみ] マチノヒ
[著者・編者等] 星玄人/著、伊藤愼一/制作・編集、清水徹/デザイン
[印刷] 太陽印刷工業/印刷・製本
[ISBN] 9784903141039
[状態] 中古 【9】美品
[付属品] なし
[掲載本] -
[関連展覧会] 2007年
「街の火」Place M(東京)
星玄人(ほし・はると)1970-
1970年、神奈川県生まれ。写真家。
1990年代後半より写真を始め、繁華街の路地や夜の都市空間を主題にストリート・フォトグラフィーを中心に制作を続ける。新宿・歌舞伎町や大阪・西成(釜ヶ崎)などを主な舞台とし、そこに生きる人々の気配や関係性を、即興性と演出のあわいで捉えた作品を発表。1997年に佐藤孟志に師事、1998年に現代写真研究所入学、2000年の卒業後はフリーランスとして活動。
2007年、初作品集『街の火』(galeriaQ)を刊行。以降、『口笛』(2017年、Little Big Man)、『新宿 1999–2008』(2024年、Zen Foto Gallery)を発表。『口笛』により2018年写真の会賞を受賞。2023年には東京都写真美術館「日本の新進作家 Vol.20 見るまえに跳べ」に選出され、新作を含むこれまでのシリーズを総覧的に展示。
主な個展に「街の火」(2007年、プレイスM/新宿)、「Luminance of Streets」(2008年、gallery onetwentyeight/ニューヨーク)、「歌舞伎町」(2008年、nagune/新宿)など。作品は清里フォトアートミュージアム、東京都写真美術館に収蔵されている。
< Related Figures >
星玄人、渡邊克巳、梁丞佑
