(仏文)マリア・メデム María Medem: RAINBOW
(仏文)マリア・メデム María Medem: RAINBOW
受取状況を読み込めませんでした
虹を構成する7色──赤、黄、藍、オレンジ、紫、シアン、緑──をそれぞれ主題とした、7編のサイレント・コミック(無言漫画)から成る作品集。
色彩を「構成の音階」として用い、リズムや間によって物語を紡ぐ、きわめて感覚的な一冊である。
各章では、色が意識の状態や記憶の断片、身体的な感覚として立ち現れ、内面的な世界が静かに展開される。
そこに描かれるのは、他者との繊細な関係性、いたわりの身振り、言葉を持たない沈黙の共有。省略に富んだ連なりは、読む者に大きな解釈の余白を与え、言語や世代を超えて、それぞれの感情や記憶、夢を重ね合わせることを可能にしている。
ミニマルでありながら鮮やかなマリア・メデムのグラフィックは、充填と空白、反復と変化を行き交いながら、ほとんど瞑想的ともいえる読書のリズムを生み出す。ページをめくるたびに立ち止まり、感じ、行き戻りすることを促し、ドローイングそのものが自律した言語として機能している。
本書は、現代的で感受性にひらかれたコミック表現を追求するFidèle Éditionsによる刊行で、マリア・メデムとのコラボレーションとしては『Échos』(2018年)、『Cedars』(2021年)に続く第3作となる。
[タイトル] RAINBOW(レインボー)
[出版元] Fidèle éditions
[出版年月日] 2025年12月4日(初版2,500部限定)
[ページ数] 160頁
[大きさ] 約19.5 × 27.5 cm
[フォーマット] ハードカバー
[タイトルよみ] レインボー
[著者・編者等] María Medem (マリア・メデム)/著
[印刷]
[ISBN] 978-2-492290-26-8
[状態] 新品
[付属品] Fidèle éditionsしおり
[掲載本]
[関連展覧会]
María Medem(マリア・メデム)
マリア・メデムはスペイン出身のコミックアーティスト、イラストレーター。
色彩とリズムを軸にした静謐かつ詩的なビジュアル表現で注目を集める作家である。言葉を最小限に抑え、あるいは排したサイレント・コミックの形式を用いながら、記憶、感情、時間の流れといった内面的な主題を、色と反復、余白によって描き出す作風を特徴。
フランスのFidèle Éditionsから刊行された『Échos』(2018年)、『Cedars』(2021年)によって、その名を広く知られるようになる。
ミニマルでありながら鮮やかな色面構成と、音楽的とも言えるページの連なりは、現代コミックにおける新しい感覚的読書体験を提示してきた。
< Related Figures >
