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本橋成一 / MOTOHASHI Seiichi

屠場(サイン入り)

屠場(サイン入り)

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写真家・本橋成一(1940–)による写真集『屠場』。牛の屠畜に携わる人々とその仕事を長年にわたって撮影し、食べることと生命の関係を問い直した作品集。2011年、平凡社より刊行。

本橋は大阪・松原の屠場に通い、牛の搬入から屠畜、解体、内臓の処理まで、人々の手によって進められる仕事を記録した。牛と向き合う技術員、刃物を扱う職人、内臓処理場で働く人々の姿を通して、普段は目にすることの少ない食肉生産の現場と、そこに積み重ねられた技術や日常を捉えている。

本書には旧屠場と新屠場の写真を収録。施設の近代化や合理化によって変化する作業環境を対比しながら、人と動物の生と死が次第に見えにくくなっていく社会のあり方を浮かび上がらせる。

巻末の文章では、本橋自身が戦後の暮らしのなかで経験した鶏の屠畜と、松原の屠場で出会った人々との交流を振り返る。牛の生命に向き合う職人の姿や、労働の場を離れた日常の会話を通じて、食べることと他の生命を奪うことのつながりを考察している。

長年にわたり、炭鉱、サーカス、駅、村などで働き暮らす人々を記録してきた本橋成一が、食と生命、労働を主題に取り組んだ一冊。本体に著者サイン入り、帯付き。

[タイトル] 屠場
[出版元] 平凡社
[出版年月日] 2011年(初版第1刷:3月25日、初版第2刷:6月14日/現物刷次未確認)
[ページ数] 128頁
[大きさ] 約200*264*18mm / 786g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] とば
[著者・編者等] 本橋成一/写真・文、石川順一/発行、伊勢功治/ブックデザイン、高柳昇/製版
[印刷・製本] 東京印書館/印刷、大口製本印刷/製本
[ISBN] 978-4-582-27783-8
[状態] 中古【8】美〜並上(著者サイン入り、帯:僅かにキズ)
[付属品] 帯
[掲載本] -
[関連展覧会] -

本橋成一(もとはし せいいち)1940–

1940年、東京生まれ。写真家、映画監督。1963年、自由学園卒業。

1968年、写真集『炭鉱〈ヤマ〉』(現代書館)により第5回太陽賞を受賞。1980年には『サーカスの時間』(筑摩書房)、1983年には『上野駅の幕間』(現代書館)を刊行。炭鉱、サーカス、駅などを舞台に、人々の労働や生活を長年にわたって記録してきた。

1995年、写真集『無限抱擁』(リトル・モア)で日本写真協会年度賞、写真の会賞を受賞。1998年には写真集『ナージャの村』(平凡社)により第17回土門拳賞を受賞し、同名のドキュメンタリー映画も制作した。

2002年、ドキュメンタリー映画『アレクセイと泉』で第52回ベルリン国際映画祭ベルリナー新聞賞、国際シネクラブ賞を受賞。第12回サンクトペテルブルク国際映画祭ではグランプリを受賞した。

主な写真集に『アレクセイと泉』(2002年)、『バオバブの記憶』(2009年)、『屠場』(2011年)など。映画監督作品に『ナミイと唄えば』(2006年)、『バオバブの記憶』(2009年)などがある。

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