紙のフォルム
紙のフォルム
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尾川宏『紙のフォルム』。一枚の紙を「折る」「曲げる」「切る」「組む」といった操作によって変形させ、平面から立体へと展開していく紙の造形をまとめた作品集。1967年に求龍堂より初版が刊行され、本品は1976年9月1日発行の三版。
前半では、白い紙から生まれた多様な立体作品をモノクロ写真で収録。形そのものだけでなく、紙の折れ、曲面、切断面、影によって生じる構造が写真のなかに現れる。後半の「作る」では、各作品の制作方法を図とともに紹介し、完成形へ至る手順を具体的に見ることができる。
尾川はあとがきで、紙は手を加えるほどその素材本来の美しさから離れ、反対に単純な操作ほど紙そのものの美しさが生かされることに気づいたと記している。身近な素材である紙を、彫刻や造形のための素材として捉え直した仕事が一冊を通して構成されている。
序文は原弘。造本・レイアウトは田中一光、口絵写真は二川幸夫、作品撮影は栗原實。1968年には本書に関連する仕事で毎日出版文化賞を受賞し、同年、神奈川県立近代美術館で「紙のフォルム展」が開催された。
[タイトル] 紙のフォルム
[出版元] 求龍堂
[出版年月日] 1976年9月1日(3版)
[ページ数] 114頁
[大きさ] 約175×265×16mm / 695g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] カミ ノ フォルム
[著者・編者等] 尾川宏 / 著、原弘 / 序文、田中一光 / 造本・レイアウト、二川幸夫 / 口絵写真、栗原實 / 写真撮影
[印刷・製本] 廣橋精版印刷 / 印刷、岸田製本 / 製本
[ISBN] -
[状態] 中古【2】難あり(函・カバー・付録欠、三方経年による僅かなヤケ、それ以外は良好)
[付属品] -
[掲載本] -
[関連展覧会] 「紙のフォルム展」神奈川県立近代美術館、1968年
尾川宏(おがわ・ひろし)1932–
1932年生まれ。彫刻家。
1955年より行動美術展に出品。集団現代彫刻展、日本国際美術展、現代日本彫刻展、昭和会展などに参加した。1963年、第1回宇部市野外彫刻コンクールで宇部市賞を受賞。
1967年、求龍堂より『紙のフォルム』を刊行。同年、ニューヨークで「MADE WITH PAPER」展に参加。1968年には毎日出版文化賞を受賞し、神奈川県立近代美術館で「紙のフォルム展」を開催した。
紙という身近な素材を用い、折る、曲げる、切る、組むといった単純な操作から立体造形を制作した。
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