高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの
高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの
受取状況を読み込めませんでした
日本のアニメーション映画監督・高畑勲(1935–2018)の制作活動を紹介した展覧会図録。2019年7月から10月にかけて東京国立近代美術館で開催された「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」にあわせて刊行された。
高畑は1968年の長編初監督作品『太陽の王子 ホルスの大冒険』を出発点に、『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』などのテレビシリーズを通して、人物の心理や日常生活を丹念に描く演出方法を発展させた。その後も『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』などを手がけ、日本の風土や生活文化、戦争の記憶を主題とした作品を制作している。
本書は高畑の制作活動を「出発点」「日常生活のよろこび」「日本文化への眼差し」「スケッチの躍動」の4章で構成。制作ノートや絵コンテなどの資料を通して、人物の動きや感情、背景美術、風景描写をいかに組み立ててきたかを紹介している。また、従来のセル画とは異なる描写方法に取り組んだ遺作『かぐや姫の物語』(2013年)まで、半世紀にわたる表現の変遷をたどる。
ユーリー・ノルシュテインによる高畑の思い出を綴った特別寄稿に加え、氷川竜介による「アニメーションの変革者・高畑勲」、鈴木勝雄による「高畑勲の演出術―アニメーションにおける風景の美学」などの論考を収録。音楽との関係、美術研究、フレデリック・バックとの交流についても取り上げている。
アニメーションにおける人物表現と風景描写の革新を、完成作品だけでなく、その制作過程から検証した展覧会図録。戦後日本のアニメーションの発展と、高畑勲が後世の作り手に遺した表現方法を考察する一冊。
[タイトル] 高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの
[出版元] NHKプロモーション
[出版年月日] 2019年8月5日(第2刷)
[ページ数] 256頁
[大きさ] 約233*298*21mm / 1095g
[フォーマット] -
[言語] 日本語、英語
[タイトルよみ] タカハタイサオテン ニホンノアニメーションニノコシタモノ
[著者・編者等] 東京国立近代美術館・スタジオジブリ・NHKプロモーション/編集、ユーリー・ノルシュテイン/文、氷川竜介/文、鈴木勝雄/文、クリストファー・スティヴンズ/翻訳、小島宏子/翻訳、彦根大輔/デザイン、竹中博信/撮影
[印刷・製本] 凸版印刷/印刷・製本
[ISBN] -
[状態] 中古【7】並上
[付属品] チラシ、会場案内図
[掲載本] -
[関連展覧会] 高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの(東京国立近代美術館、2019年7月2日–10月6日)、岡山県立美術館への巡回予定(2020年4月10日–5月24日)
高畑勲(たかはた いさお)1935–2018
1935年、三重県生まれ。岡山県で育つ。アニメーション映画監督。1959年、東京大学文学部仏文学科卒業。同年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。
1968年、劇場用長編初監督作品『太陽の王子 ホルスの大冒険』を発表。東映動画退社後、テレビアニメーション『アルプスの少女ハイジ』(1974年)、『母をたずねて三千里』(1976年)、『赤毛のアン』(1979年)の演出を担当。人物の心理や日常生活の描写を重視した作品を制作した。
1981年に映画『じゃりン子チエ』、1982年に『セロ弾きのゴーシュ』を監督。1984年には宮崎駿監督『風の谷のナウシカ』のプロデューサーを務め、1985年のスタジオジブリ設立に参画した。
スタジオジブリでは『火垂るの墓』(1988年)、『おもひでぽろぽろ』(1991年)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年)を監督。2013年には、手描きのスケッチの線を生かした長編アニメーション『かぐや姫の物語』を発表した。
アニメーション制作と並行して、映画や美術、文学、音楽に関する研究・執筆にも取り組んだ。主な著書に『映画を作りながら考えたこと』(1991年)、『十二世紀のアニメーション』(1999年)、『アニメーション、折りにふれて』(2013年)など。2018年死去。
< Related Figures >
※発送はレターパックにて行います。
