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田附勝 / TATSUKI Masaru

おわり。 〜2014年4月1日(サイン入り)

おわり。 〜2014年4月1日(サイン入り)

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田附勝による『おわり。』は、東北の地で半世紀以上続いた鹿猟の終焉を記録した写真集であり、震災後の土地と生活の変化を静かに映し出した一冊である。

長年鹿猟を続けてきた猟師が、放射性物質の検出によって鹿肉を食べられなくなったことを契機に、猟をやめる決断へと至る過程が背景にある。山へ入り、獣を追い、命を受け取るという営みは、単なる生業ではなく土地に根差した時間そのものであった。大判の造本と簡潔なページ構成によって、人物、山林、道具、気配といった断片が静かな密度をもって提示されている。

題名の「おわり。」は、一人の猟師の引退を示す言葉であると同時に、地域に継承されてきた生活文化の断絶を意味している。本書は、震災そのものを直接写すのではなく、その余波によって失われていく営みを見つめることで、東北の現実をより深い層から捉えた作品である。田附の継続的な東北の仕事のなかでも、時間の不可逆性を強く刻んだ一冊。


[タイトル] おわり。 〜2014年4月1日
[出版元] SUPER BOOKS
[出版年月日] 2014年10月10日 / 500部限定
[ページ数] 24頁
[大きさ] 約300*300*3mm / 218g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語、英語
[タイトルよみ] オワリ。
[著者・編者等] 田附勝/著、落合慶紀(ガレージ)/デザイン
[印刷] サンケイ総合印刷/印刷・製本
[ISBN] なし
[状態] 中古 エディション 321/500 サイン入り【8】美〜並上
[付属品] -
[掲載本] 
[関連展覧会] 2012年3月〜4月 SLANT(金沢)


田附勝(たつき・まさる)

1974年、富山県生まれ。写真家。
1998年よりフリーランスとして活動を開始。同年にアート・トラック(デコトラ)と出会い、9年間にわたり全国を巡ってトラックとドライバーを撮影し、2007年に写真集『DECOTORA』(リトルモア)を刊行。
2006年からは東北地方に通い続け、人・文化・自然と深く関わりながら撮影を重ね、2011年に写真集『東北』(リトルモア)を発表。
同作により第37回木村伊兵衛写真賞を受賞。

以降も身体、労働、土地の記憶を主題に制作を続ける。主な写真集に『その血はまだ赤いのか』(SLANT)、『KURAGARI』『「おわり。」』(ともにSUPER BOOKS)、『魚人』(T&M Projects)など。

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