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矢口保二 / YAGUCHI Yasuji

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矢口保二による写真集。1976年に43歳で急逝した写真家の作品を、没後に仲間たちの手によってまとめた一冊。

矢口保二は、1933年徳島県生まれ。本業は建設業であり、39歳で写真を始めた。鳴門びんぼけクラブ、全日本写真連盟鳴門支部、日本リアリズム写真集団徳島支部に参加し、英伸三や藤井梵らと交流しながら、わずか数年のあいだに膨大な写真を撮影した。

本書は、矢口の死後、写真仲間たちの発案によって刊行された写真集である。編集・制作には英伸三、橋本紘二、神山洋一が関わり、約3万枚におよぶ写真から選ばれた108点の作品を収録。「風」「藍屋敷」「傷痕」など、個展や「視点」展で発表された作品を中心に構成されている。

土門拳への強い敬意、リアリズム写真の系譜、徳島の土地と人へのまなざし。そこに、建築に携わっていた矢口ならではの構造を見る力や、自然光、もののかたち、生活の気配への鋭い反応が重なっている。記録でありながら、どこか造形的で、時に心象風景のようにも見える写真群。

巻末には、伊藤知巳「矢口保二と吉野川」、藤井梵「肉眼と初心」、英伸三によるあとがき、写真年譜などを収録。短い活動期間を、強い密度で駆け抜けた写真家の姿が残された一冊。

[タイトル] 風
[出版元] 現代写真研究所
[出版年月日] 1977年6月23日
[ページ数] 136頁
[大きさ] 約264*217*18mm / 980g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] カゼ
[著者・編者等] 矢口保二/著、英伸三/編集・制作、橋本紘二/制作、神山洋一/制作、伊藤知巳/文、藤井梵/文、福島正仁/文、阿部文明/文、吉成正一/文
[印刷] 光陽印刷/印刷
[ISBN] -
[状態] 中古【4】可(カバー:ヤケ・少破れ・シミ、本体:三方シミ、見返しから数ページシミ)
[付属品] 函欠
[掲載本] -
[関連展覧会] -

矢口保二(やぐち・やすじ)1933-1976

徳島県板野郡藍住町生まれ。写真家。

本業は建設業。1972年、39歳で写真を始める。鳴門びんぼけクラブ、全日本写真連盟鳴門支部、日本リアリズム写真集団徳島支部に入会し、徳島を拠点に制作を行った。

1973年、徳島市こばんやギャラリーで第一回個展「矢口保二写真展」を開催。1974年、JRP第一回新人選抜展に「風」を出品。1975年、第二回個展「傷痕」を開催。1976年、第一回「視点」展で「藍屋敷」が奨励賞を受賞し、JRPより一貫した創作活動に対して特別賞を受けた。

1976年6月23日、脳卒中のため死去。享年43歳。

没後、英伸三、橋本紘二、神山洋一らの制作により、写真集『風』が刊行された。

主な作品に『風』「藍屋敷」「傷痕」など。

主な受賞歴に第一回「視点」展奨励賞、JRP特別賞など。

主な収蔵先 -

< Related Figures >

矢口保二、英伸三、橋本紘二、神山洋一、伊藤知巳、藤井梵、福島正仁、阿部文明、吉成正一、土門拳、日本リアリズム写真集団、現代写真研究所、光陽印刷

 

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