ズビニェク・セカル作品集
ズビニェク・セカル作品集
受取状況を読み込めませんでした
チェコ出身の美術家、ズビニェク・セカルの作品集。2021年にギャラリーTOMより刊行された一冊。
本書は、ギャラリーTOMで開催された展覧会「セカールの想い出」にあわせて刊行された作品集である。木や金属を用いたオブジェ、箱状の作品、そして「門」を思わせる作品など、セカルの制作を写真図版とテキストによって紹介している。
セカルは、1923年にプラハに生まれ、第二次世界大戦中にはゲシュタポに逮捕され、テレージェンシュタット、マウトハウゼンの強制収容所に収監された。戦後はプラハの工芸美術学院で学び、出版社勤務や翻訳の仕事を経て、美術家として活動。1969年に故国を離れ、翌年よりウィーンに居住した。
本書で触れられている「門」の作品には、強制収容所の記憶、亡命後の境界の経験、そしてセカルが深く関心を寄せたフランツ・カフカの小説世界が重なっている。門は、通過を誘いながらも拒むものでもあり、生と死、内と外、こちら側と向こう側を隔てる構造でもある。1989年に日本を訪れたセカルが、明治神宮、伊勢神宮、出雲大社、厳島神社などの鳥居に強く惹かれたという記述も印象深い。
執筆に岩崎清、猿渡紀代子、中原淳行、深澤直人、水沢勉ほか。ギャラリーTOMが長年にわたり紹介してきたセカルの作品と記憶をたどる、静かな資料性を持つ作品集。
[タイトル] ズビニェク・セカル作品集
[出版元] ギャラリーTOM
[出版年月日] 2021年9月10日(初版第1刷)
[ページ数] 96頁
[大きさ] 約250*250*9mm / 400g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] ズビニェクセカルサクヒンシュウ
[著者・編者等] ズビニェク・セカル/著、岩崎清/文、猿渡紀代子/文、中原淳行/文、深澤直人/文、水沢勉/文、村山治江/発行、伊勢功治/編集・デザイン、山本ゆきみ/編集、公文健太郎/写真、柳原美咲/写真協力、野渡幸生/PD・印刷
[印刷] 野渡幸生/PD・印刷
[ISBN] -
[状態] 中古【7】並上(本体:表紙角に少折れ、)
[付属品] -
[掲載本] -
[関連展覧会] 「セカールの想い出」(ギャラリーTOM、2021)
ズビニェク・セカル(Zbyněk Sekal)1923-1998
1923年、チェコスロヴァキア共和国、現在のチェコ共和国プラハ生まれ。美術家。
1930年代にプラハの技術専門学校などで学ぶ。1941年、ゲシュタポに逮捕され、パンクラーツ、テレージェンシュタットを経て、マウトハウゼンの強制収容所に収監された。1945年に解放され、戦後はプラハの工芸美術学院で学ぶ。
1950年代には出版社に勤務し、ブックデザインや編集、翻訳にも携わった。フランツ・カフカの「流刑地にて」「変身」などをチェコ語に翻訳。1960年代にはプラハ、ブリュン、ウィーンなどで個展を開催した。
1969年に故国を離れ、1970年よりウィーンに居住。1972年から1974年までシュトゥットガルト美術学院で教鞭をとった。1970年代半ば以降、木を用いた箱状の作品の制作を開始。閉じられた構造、断片、記憶、時間を感じさせる作品を制作した。
1989年、ギャラリーTOMの招待により初来日。1998年、ウィーンにて死去。
主な作品に、木や金属を用いた箱状のオブジェ、彫刻作品など。
主な収蔵先にプラハ国立美術館など。
< Related Figures >
ズビニェク・セカル、岩崎清、猿渡紀代子、中原淳行、深澤直人、水沢勉、公文健太郎、ギャラリーTOM、フランツ・カフカ



