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久保舎己 / KUBO Sutemi

雨を喰う人 久保舎己木版画集

雨を喰う人 久保舎己木版画集

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『雨を喰う人 久保舎己木版画集』は、三重県を拠点に制作を続けてきた木版画家・久保舎己の作品をまとめ、2009年に刊行された作品集。元高校国語教諭の金子遊が編集・発行を手がけた。

久保は1948年三重県生まれ。東京で美術を学んだ時期を除き、三重県で制作を続け、1975年頃から木版画制作を始めた。美術団体には所属せず、木工家具職人として働きながら、夜に版木へ向かう生活を続けた。本書刊行時までに制作された木版画は千数百点に及び、その多くが黒と白による表現で構成されている。

金子は久保と出会った頃から作品集をつくることを考え続け、2008年の高校退職後に編集を開始。久保の自宅に通い、千数百点の作品に目を通し、その中から200余点を選びながら構成を組み立てた。図版に加え、金子による「久保舎己のこと」、岡部万穗による文章、インタビュー、久保自身による「創作版画展アピール」「木版画街頭展にむけて」「木版画によせて」などの資料も収録している。

書名は、久保の小品《雨喰い人》に由来する。久保がこの作品について語った「雨が食料であったなら、人々が奪い合うこともなく平和に暮らせる」という発想を金子が長く記憶しており、作品集の題名として『雨を喰う人』を選んだ。作品そのものだけでなく、久保が版画を通して向き合ってきた生活、社会、思想までを記録した一冊。

[タイトル] 雨を喰う人 久保舎己木版画集
[出版元] 金子遊
[出版年月日] 2009年2月1日(初版第1刷)
[ページ数] 140頁
[大きさ] 約193×257×14mm / 実重量605g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] あめをくうひと くぼすてみもくはんがしゅう
[著者・編者等] 久保舎己/著、金子遊/編集・発行・装丁、岡部万穗/寄稿
[印刷・製本] 東海出版/印刷・製本
[ISBN] -
[状態] 中古 奥付頁にサイン入り【7】並上(天小口に僅かなシミ)
[付属品] -
[掲載本] -
[関連展覧会] -

久保舎己(くぼ すてみ)1948–2023

1948年、三重県津市生まれ。東京の寛永寺坂美術研究所に学び、1960年代から絵画制作を行う。1975年頃から木版画制作を始め、以後、三重県を拠点に制作を続けた。

美術団体には所属せず、木工家具職人として働きながら版画制作を継続。白と黒を中心とする木版表現によって、戦争、平和、命、社会や個人の生を主題とした作品を制作した。街頭での木版画展示や個展のほか、美術状況の変革を目的とした「人展」などの活動にも取り組んだ。

1990年代には自身の版画を収蔵する「美術館個現館」を開館し、個人誌『表現者』を創刊。東京、名古屋、三重などで個展を開催した。2023年、75歳で死去。生涯に約2000点の作品を残した。

2026年には三重県立美術館で、同館が収蔵する久保の作品30点と実際に使用した版木を紹介する作品展が開催された。

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