昭和写真・全仕事 SERIES 6 緑川洋一
昭和写真・全仕事 SERIES 6 緑川洋一
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写真家・緑川洋一(1915–2001)の約40年にわたる仕事をまとめた作品集。1982年に朝日新聞社から刊行された「昭和写真・全仕事」シリーズの第6巻。初期のドキュメンタリー写真から、女性のポートレートやヌード、ヨーロッパの風景、そして代表作である瀬戸内海の写真まで、緑川の多岐にわたる活動を収録している。
「瀬戸の人びと」「石の出る南の国の島」「塩田」「二つの農法」など、瀬戸内海沿岸の暮らしや産業を捉えた初期作品をはじめ、「黒衣の女」「ヌード集」「郷愁夜景」「街角・倉敷」などを紹介。戦後の社会や人々の生活を記録した仕事から、独自の造形感覚や色彩表現を追求する作品へと続いていく。
1959年のヨーロッパ撮影旅行を経て、緑川は故郷の瀬戸内海を新たな視点から捉え直す。光や色彩を生かした幻想的な風景写真は、写真集『瀬戸内海』(1962年)へと結実した。本書には、こうした代表的な風景作品のほか、「異国点描」「ふるさとの山河」「京都慕情」「皇居雪月花」「古城の詩」など、日本各地や海外で撮影された作品も収められている。
巻末には、緑川自身による自叙伝と年譜、重森弘淹による評論「緑川洋一論」、緑川の写真世界をめぐる対談を収録。あとがきでは、初期の瀬戸内海のルポルタージュから女性写真、ヨーロッパへの旅、再び故郷の海へと向かった自身の歩みを振り返っている。
瀬戸内海の風景を生涯にわたって撮影し続けた緑川洋一の、記録写真から幻想的な色彩表現へと展開する仕事を一望できる一冊。
[タイトル] 昭和写真・全仕事 SERIES 6 緑川洋一
[出版元] 朝日新聞社
[出版年月日] 1982年10月1日(初版)
[ページ数] 136頁
[大きさ] 約242*297*13mm / 930g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] ショウワシャシン ゼンシゴト シリーズ ロク ミドリカワヨウイチ
[著者・編者等] 緑川洋一/著、岡井耀毅・能登屋良子/編集、木橋明介/表紙構成・レイアウト
[印刷・製本] 凸版印刷/印刷
[ISBN] -
[状態] 中古【6】並上~並(帯スレ、見返し僅かにシミ)
[付属品] 帯
[掲載本] -
[関連展覧会] -
緑川洋一(みどりかわ よういち)1915–2001
1915年、岡山県邑久郡生まれ。写真家。日本大学専門部歯科医科学校を卒業後、1937年に岡山市内で歯科医院を開業。翌1938年頃から写真活動を始め、植田正治らとともに中国地方の写真家による活動に参加した。
1947年、秋山庄太郎、植田正治、林忠彦らと写真家グループ「銀龍社」を結成。初期には瀬戸内海沿岸の暮らしや産業、人々の姿を撮影し、1950年代からは長時間露光、多重露光、ソラリゼーションなどの技法を用いて、独自の造形的な写真表現を追求した。
1959年、約4か月にわたってヨーロッパ各地を撮影旅行。帰国後は瀬戸内海の風景を改めて撮影し、色彩や光を生かした幻想的な作品を発表する。1962年に写真集『瀬戸内海』を刊行し、日本写真批評家協会賞作家賞を受賞。その後、日本写真協会作家賞、岡山県文化賞などを受賞した。
故郷の瀬戸内海を中心に、北海道から沖縄まで日本各地の自然や風土を撮影。多重露光やフィルターを駆使した独特の色彩表現によって知られ、風景写真の分野で活動を続けた。
1990年、勲四等瑞宝章を受章。1992年には岡山県に緑川洋一写真美術館を開館。1997年、日本写真協会功労賞を受賞した。
主な写真集に『女』(1950年)、『瀬戸内海』(1962年)、『海』(1971年)、『日本の山河』(1975年)、『瀬戸内旅情』(1979年)、『昭和写真・全仕事 SERIES 6 緑川洋一』(1982年)、『日本の写真家22 緑川洋一』(1997年)など。2001年逝去。
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